おっさんが居酒屋で語るクソ話

マトリックスレザレクションズ観てきた

マトリックスレザレクションズ観てきた。

前作までの話をけっこう忘れてるところもあり、細かい部分は意味が追えないところもあったが、おもしろかった。

ストーリーとしては王道かなといった感想。ただ、世界観や設定とか、そういった部分は革命的にすごいのは言うまでもない。

 

ストーリーとしては王道、という意味は、これは僕が小説をかじりだしたからわかることでもある。

いちおう、小説を書くにあたり「物語の法則」という本を読んで話の構成とはどういうものかをざっくり学習した。

物語にはパターンがあり、神話に始まり小説や映画、漫画などのストーリーもほぼ確実にウケる型がきまっているのだ。

 

で、今回のマトリックスレザレクションズ。

これは要するに、お姫様救出物語だ。

復活したネオが、新たな敵と戦いながら姫(トリニティ)を仲間とともに救出しにいく、という話。

超単純化すると、単にこう言う話なのである。

これはマトリックスがしょぼいというのではなく、むしろこういうわかりやすい物語にしてくれたことで、大衆には受け入れやすいという、むしろ良い面を言っている。

要するにわかりやすいのだ。

このセリフの意味は?とか、なぜこういう行動をすることが必然なのか?という細かい話を取り上げれば難しいですよ、マトリックスは。意味のわからない言葉も出てくるし、え?これなぜそうなる?という部分はたくさんある。

だけど、ストーリー全体として、何を目指しているのか?という部分では、今回のレザレクションズはわかりやすく、非常に感覚的に受け入れやすいと感じた。

難しいことをやっているようで、実は簡単な話。

難解な世界観を、よくぞ誰にでもわかる形にしたな、と思う。物語作家のはしくれになろうとしている自分としては、この仕事にはめちゃくちゃ尊敬の念を抱かずにはいられない。

やはり、世界的な興行の仕事は、すごい。素直にそう感じた。

僕は物語作家になろうとしているのだから、こんなすごいものが競合だと思うと、途方もない。

とも思いつつ、逆にこれほどすごい作品でも、やはり物語の型としては特殊なことはやっていないのだから、戦いようはあるということだ。

結局、どんな名曲にも心地よく感じるコード進行があるのと同じように。構造は理解できるのだ。

僕はこれから、こういった構造を使って、自分のものにしていき、自在に使いこなせるようになっていかなければならない。

作話の勉強としても、単に娯楽としても、有意義な時間であった。これで1900円は安いと思う。

 

 

今日の小説執筆だが、こちらは非常に芳しくない。

けっきょく4枚くらいしか書けなかった。

どうもここんとこ、あまり書きたい部分ではないつなぎのところを書いているせいか、進まない。

思い切って話を飛ばして、書きたかった場面まで進んでしまったが、とりあえずはいいにしても結局そのあとつながるんだろうか?という心配はある。

やはり難しいなあ。クソ難しい。小説は。

途方も無いくらい力不足だ。

当たり前だけどな。

だがそれでいい。難しいからこそはりあいがあるものだし、長い時間をかける値打ちがあるんじゃあないか。

 

すぐに効率よく結果の出るものばかりもてはやされる今の世の中だ。

確かにそれは魅力的に見えるし、少ない労力で高い効力のあるものは良いものかもしれない。

でもな、簡単にできるものなんて一生かけてやるに値しないではないか。まあ簡単とされるものだってある程度の継続と努力はいるけどな。

それすらもできない奴がなにを言うんだよって自分に言いたいけど、いいや僕はその先の先まで見てるんだよ、とさらに言いたい。

成功したその先まで想像するんだ。その時でもきっと、自分はまだまだで挑戦しがいがいくらでもある、そう思えるようなことじゃないと、よいしょと本腰をいれて取り組む価値ないじゃないか。

 

だから、大いに苦戦してけっこう。

うまくいかないから人生なのよ。しらんけど

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