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サロモン・センスプロベルトで実走レビュー|パルスベルトとの違いは?

2023年2月25日

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ルサンチマン伯爵
サロモンのセンスプロベルトのレビューとか書かれてもな、どうせワイの腹じゃ肉に食い込んで輪ゴムになるだけやで
ふつうの人にはとってもいいアイテムなので詳しくレビューするでしゅ!ぱんぱん!
きんぱん

サロモン・センスプロベルトを使っていて非常にイイので、詳しくレビューします。

この記事ではセンスプロベルトの特徴と良い点、よく無い点、サイズ感と、サロモンの同カテゴリ商品パルスベルトとの比較を解説します。

ランニング用ウエストポーチの購入を考えている方はぜひ参考にしてください。

こんな方におすすめ

  • サロモン・センスプロベルトの特徴と使用感を知りたい
  • サロモン・センスプロベルトのサイズ感が知りたい
  • サロモン・パルスベルトとの違いが知りたい

サロモン・センスプロベルトレビュー/ファーストインプレッション

まずはファーストインプレッションです。
僕はこのサロモン・センスプロベルトを使ってランニング、トレランで何度か走っています。
使ってみた感想の要点を挙げると

良い点

  • とにかく揺れない
  • かなり収納力がある
  • 速乾性、通気性がいい
  • 前後ポケットの口が広く、大きいモノが入る

ちょっとマイナス点

  • 後ろポケットは走行しながらだとちょっと出し入れしにくい
  • ポケット口のシリコンゴムの耐久性が怪しい

といった感じです。
総評としては、めちゃめちゃイイです。使いやすい。
正直、ランニング用ウエストポーチの決定版といってもいいのではないかと思います。

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サロモン・センスプロベルトの特徴と使用感:詳細レビュー

ではセンスプロベルトの特徴と使用感を見ていきましょう。

とにかく揺れない

揺れないランニングベルトを求めているなら、絶対におすすめしたい。
ゴムでぴっちりとフィットするタイプで、腹巻状態で使います。

各ポケットは伸縮性のメッシュになっていて、収納するアイテムを適度な締め付けで体にフィットさせてくれます。
締め付けが適度なので、体に当たって痛いとかいうこともありません。

ポケットの口はシリコンゴム

各ポケットの口は伸縮性に優れたシリコンで出来ていて、これが滑り止めも兼ねています。

sense-pro-rear-pocket
後ろのポケット
sense-pro-rear-pocket2
シリコンが収納物の滑りを防ぎ、落下しない


なので収納したアイテムがスルッと飛び出してしまうようなこともありません。
これは使っていて安心感があります。

フロントポケットはスマホを想定した形状

フロントポケットは写真のように上下が重なる形状になっています。
サイズ的にもスマホを入れる想定だと思いますが、この形状のおかげでより落下しづらくなっています。

sense-pro-front-pocket
スマホとほぼ同サイズのものを入れた状態。

落ちたら困る貴重品を入れておくのにもいいでしょう。

リアポケットは大きな開口部

僕がこのセンスプロベルトを選んだいちばんの理由でもあるのが、このリアポケットの開口部の大きさです。

後ろポケットは横幅いっぱいに開く

もともとこのセンスプロベルトを新調したのは、湘南国際マラソンのためでした。
湘南国際マラソンは400ml以上のマイボトルを携帯しなければならないルールなので、容量の大きいポケットがあるウエストベルトを探す必要がありました。

同じサロモンのパルスベルトも候補に挙がりましたが、こちらはポケットの開口部が狭く、400ccソフトフラスクの出し入れが困難だと想定されたため、センスプロベルトという選択になったわけです

後の項目で、パルスベルトとの違いを解説します。

リアポケットの口もシリコンになっているため、ピッチリと押さえつけて落下しません。
湘南国際マラソン本番では、狙いどおり良好な使用感でした。
ついでに収納力もすぐれているため、本番レースでは

  • エナジージェル6個(持ちすぎ笑)
  • アミノバイタル3個
  • 400ccソフトフラスク
  • スマホ

を携帯して走りました。

さすがに少し重量感は感じましたが、全く揺れることなく、モノが落下することもなく無事に完走することができました。

sense-pro-bottle
後ろポケットに400mlのソフトフラスクを入れた図。開口部のシリコンゴムがしっかり抑えて落下することはない。

左右に1個ずつ(計2個)のサイドポケット

両サイドには小さめのポケットがあります。
ここには100kcalサイズのエナジージェルが3個か4個入る大きさです。

sense-pro-side-pocket
左右にポケットあり。
sense-pro-side-pocket2
100kcalサイズのジェル類は片側3〜4個入る。手持ちのジェルがエネもちしかなかったんですが、幅はまあ他のジェルも同じくらい。長さはエネもちの3分の2くらい。

これならそれなりの距離のトレランにも十分対応できるでしょう。

こちらも口はシリコン処理になっているので、落下の心配はほぼありません。
鍵やアウトドアウォレットを入れるのにもイイです。

sense-pro-side-pocket3
小さいトレイルウォレットもぴったり収まる。これなら手ぶらで観光ランも楽しめそうだ

ちなみに関連情報として上のミニ財布のリンクも載せときます。
パーゴワークスのトレイルバンクSはアウトドア派に超おすすめのウォレットです。

後ろにトレランポールを収納できるショックコード

背中側にはショックコードがついており、ここはトレランポールを挟む想定になっています。

sense-pro-pole
sense-pro-pole3
ショックコードを絞れば、いろんなサイズのものを固定できる

ポールが腰に当たる部分にはクッションが入っていて、痛くないように工夫されています。

sense-pro-pole2
腰骨にあたる部分に薄いパッドが入っている。

このショックコード機構はポールだけでなく、ちょっとした上着をクシャッと挟んでおくのにも便利です。
薄手のレインジャケットやウインドブレーカにもイイでしょう。

sense-pro-jacket
後ろのショックコードはジャケット類だって固定できちゃう。拡張性高し

このショックコードも、パルスベルトではなくセンスプロベルトを選んだ決め手でした。
パルスベルトはコードロックではなくシリコンゴム形状のため、トレランポール以外のモノは挟みにくい気がしたからです。
また拡張性が限られるため、Z折り式のポールは太くてネジ込めないのでは?という懸念がありました。

センスプロベルトのショックコードなら、多少太いものでもグイッと伸ばして挟み込むことが可能です。

前後ゼッケンホルダー付き

フロント、リアともにゼッケン取り付けができる小ループがあります。

スマホなどのストラップを取り付けるの使い方もできます。

sense-pro-loop
小さいループにはゼッケンを付けたりストラップで落下防止したりいろいろ

センスプロベルトのサイズ感

僕はウエスト66センチの極細男子なので、Sサイズを選びました。
しかし、正直Mのが良かったかな、と思います(僕はMなので)
そこまで気にはならないものの、腹部に少し圧迫感があります。

サロモン公式サイトのサイズ表を貼ります。(センスプロベルトのサイズ表はなぜか胸囲で示されているため(たぶんミス)、パルスベルトのページから引用しています)

サロモン公式サイトより引用
引用元:サロモン公式
XS64-72
S72-80
M80-88
L88-96
XL96-105
単位:cm サロモン公式サイトより

画像の位置(ヒップサイズ)で示されたサイズです。

また、公式サイトの説明ではこうあります。

これはスリムフィットなので、2 つのサイズの中間の場合は、大きめのサイズをお勧めします

サロモン公式サイトより

ほう。どうりでキツいわけだ。まあ慣れればさして問題ありませんが。

ちょっとサイズ選びは難しいところだなと思います。
というのは、想定する使い方と装着位置によっても変わるからです。

例えば、服の上に装着するか、地肌に装着するか。
Tシャツ1枚ならそんなに変わらないですが、冬の寒い時に服の上から装着するなら、少し余裕がないとキツキツになります。

また、腰で巻くか腹で巻くかによっても変わります。
基本的にはへそのちょっと下のいちばん細い部分に装着しますが、僕はもっと下げた腰骨あたりに巻く方が安定感があって好きです。
へそ下の腹部に巻くならタイトめじゃないと緩くなるし、それだと腰には少しキツい。

ただ、リアポケットに400ccくらいのフラスクを入れた場合、ボトルが腰骨上に乗るかんじにしないと、ユッサユッサします。
なので上の公式サイトの写真のような腰の位置で装着すると、たぶんちょっと揺れます。

まあ気持ち緩めのサイズを選んでも、ポケットにものを収納すればピタッと収まるので、公式の説明どおりやや大きめを選んんだ方がいいかもしれません。

sense-pro-front-view
サロモン公式写真の装着位置だとこんなかんじ。
こちらのほうが見栄えがいいが、この位置で後ろポケットにソフトフラスクを入れて走ると多少揺れる。
sense-pro-front-view2
腰ではなくウエストの位置に装着した図。
見栄えは良くないが、この位置だとソフトフラスクが腰骨の上に乗り、走っても揺れない。

センスプロベルトのちょっとマイナス点

まあ僕としてはほとんど不満はないんですが、ここがもしかしたらちょっと問題デメリットかも、という点をあえて挙げておきます。

走りながらリアポケットに出し入れするのは難しい

400か500ccのソフトフラスクをリアポケットに収納して走る場合、ポケットにしっかり納めないとさすがに多少揺れます。

安定するようにしっかり納めるとなると、激しく走りながらだと慣れが必要です。
まあ、ボトル収納に特化した製品でない限り、これはどのウエストポーチにしても事情は同じですが。

ポケットが後ろのままで出し入れすると難しくて余計な体力も使うので、くるっと回して前に持ってくるようにしたらいいかと思います。

sense-pro-rear-view
走りながら片手で収納することは難しい。

ポケット口のシリコンの耐久性が怪しい

僕はセンスプロベルトを使用して3ヶ月ほどですが、サイドポケットのシリコンゴムにわずかな剥がれが見られました。
使用上の問題は全くないですが。

sense-pro-deterioration
使用3ヶ月でポケットのシリコンに若干の劣化

まあシリコンは普通に経年劣化するので仕方ない部分かとは思います。
服と同じように考えれば、これもまあ消耗品ということです。

サロモン・パルスベルトとの違い

同カテゴリの商品、パルスベルトとの主な違いを比較します。

センスプロベルトかパルスベルトか迷ってる方は参考にしてください。

素材

センスプロベルトはメッシュ素材なのに対し、パルスベルトは伸縮性のあるジャージ素材です。

どちらも速乾性は良いと思いますが、通気性はメッシュ素材のセンスプロに分がありそうです。

sense-pro-material
センスプロベルト はメッシュ素材

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こちらはパルスベルト。ジャージ素材
画像引用元:サロモン公式

フロントポケットの形状

センスプロベルトはファスナー無しで上下に重ねることで落下を防ぐ形状です。
パルスベルトは斜めファスナーになっています。

sense-pro-front-pocket
センスプロはファスナーなし。
パルスはファスナー式。
引用元:サロモン公式

重量

センスプロベルトは公式スペックで52グラム。
パルスベルトは62グラム。

まあ誤差ほどの違いですが、ファスナーの有無と素材の違いによるものでしょうかね。

リアポケット開口部の大きさ

センスプロベルトは横幅が広いのに対し、パルスベルトは絞られた形状です。

落下のしにくさにはパルスベルトに分がありそうですが、出し入れのしやすさはセンスプロに分があります。

sense-pro-rear-pocket
センスプロベルトの後ろポケットは横幅いっぱいに口が広がる
パルスベルトの後ろポケットの口は絞られている
画像引用元:サロモン公式

ポールホルダーの形状

リアのポールホルダーですが、センスプロベルトはショックコード式。
パルスベルトはシリコンゴムバンド式です。

sense-pro-rear-view
センスプロのポールホルダーはショックコード式。
いろんな大きさのものを挟むのに調整が効く
パルスベルトのポールホルダーはシリコンバンド式。
長さ調整はできないので簡易的な機能と考えていいだろう
引用元:サロモン公式

広げられる拡張性と応用性はセンスプロベルトのほうがあります。
シンプルさはパルスベルト。
ロードランニングメインでトレランとかしない、上着の収納とかも求めていない人はパルスベルトでしょうか。

お値段

定価で
センスプロベルトは4,950円(税込)
パルスベルトは3,850円(税込)
と、ちょっとセンスプロベルトの方が高いですね。

汎用性と収納力の高さの違いだと思います。
想定する使い方で選んだらいいと思います。

トレイルやロングラン、旅ランなどにも使いたいならセンスプロベルト。普段のランニングやマラソンレースまでの使用を想定しているなら、パルスベルトという選び方になるでしょう。

まとめ:ランニング用ウエストポーチに迷ったらセンスプロベルトで間違いなし

まあ少しばかりパルスベルトよりもお値段が高いですが、センスプロベルトのほうがやや上位互換といったところです。

大は小を兼ねるというか、トレランや旅ランなど、収納力が必要なアクティビティも想定しているならセンスプロベルトを選んだ方がいいです。
センスプロベルトは、ランニング用ウエストポーチに求められる機能をほぼ全て網羅しているので、どれを買おうか迷ったらコレを選んでおけばまず損はしないと思います。

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