2021年9月某日、本栖湖でキャンプしてきましたのでブログに投稿するよー
ゆるキャン△を見て、最初にしまりんがソロキャンしてた、あのキャンプ場に行って見みたいーー!て思う人は多いのではないでしょうか。
あれは本栖湖にあるキャンプ場なんですが、ロケーションがサイコーなんで僕もぜひキャンプしてみたいなーと。
僕の場合はゆるキャン△を見る前に、別の時のひとり旅で発見してから、ぜひ今度キャンプしたいと思ってたんですわ。そのあとにゆるキャン△のアニメを見て、あ!これは本栖湖のあすこにちがいない!とな。
そして今回、いざ行くぜ!てことであまり調べもせずに本栖湖のキャンプ場を目指したのだが・・・
なんと到着したのは!ゆるキャン△のあそこではなく、「本栖湖キャンプ場」だったのだ!!
え?なにがちがうの?(´∀`)
本栖湖に到着してから初めて知った。ゆるキャン△のアレは「本栖湖キャンプ場」ではなく、「浩庵キャンプ場」なのだ!!
ということで、これはゆるキャン△の「浩庵キャンプ場」に行ったブログではなく、「本栖湖キャンプ場」に行ってきた記事です。
ゆるキャン△のアレの情報を知りたい人は残念ですが、本栖湖キャンプ場も気になるぜ!て人はのぞいてみろください。
言っとくけど、本栖湖キャンプ場もとてもめちゃイイとこですよ!
本栖湖キャンプ場はこんなとこだよー
まず、本栖湖キャンプ場の場所はここです
ちなみに、ゆるキャン△の浩庵キャンプ場はこっち↓↓↓↓↓
浩庵キャンプ場の場所は1000円札の富士山の絵でも有名ですが、それを求めて行く人は気をつけてください。本栖湖キャンプ場からは富士山は見えません。
そしてもう一つ大事な点ですが、本栖湖キャンプ場は、湖畔にテントを立てることができません。大まかな場内マップはこんなかんじです。↓↓↓↓↓
このように、湖とは道路を挟んでいます。「湖畔でキャンプできないじゃあないか!」と怒る人は、ここに行かないでください。
本栖湖キャンプ場は、こんなかんじの林間サイトです。湖には面してないけど、とてもきれいで気持ちの良いキャンプ場ですよー
このキャンプ場が良いのは、受付や売店のおっちゃんがとてもフレンドリーなとこです。また、テント設置は事前予約が不要というのも気楽で良い。受付時間内(たぶん8時〜17時)なら、直接事務所で受付すればOK。これは明日の予定もなくノリで行動する僕みたいな種類のキャンパーにはありがたいですな。
料金等、詳細は本栖湖キャンプ場のホームページでご確認を。
いちおう浩庵キャンプ場のリンクも貼っとく。こっちは予約が必要だからちゃんと確認してね!
本栖湖キャンプ場へのアクセス
車で行く場合は本栖湖キャンプ場のホムペにのってるからそっち読んでね。
このブログでは電車・バスで行く徒歩キャンパーのためのアクセス方法を書くぜ。
バスで行く
1,富士急行バス(高速バス)
バスタ新宿〜本栖湖 (約120分)
運行は2021年7月22日~2021年9月11日
これが最速ですが、夏季限定の運行です。
2,高速バスと路線バス【首都圏からの徒歩キャンパーなら最安】
バスタ新宿→河口湖駅(高速バス)〈約90分〉
河口湖駅→本栖湖or本栖湖観光案内所(鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス)〈約60分〉
新宿〜河口湖駅の高速バスはネット決済で1850円。
河口湖駅についたら、そこから周遊バスに乗り換えます。
周遊バスは3路線あり、本栖湖に行くのは鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス(ブルーライン)です。
河口湖駅のバス案内所で2日間フリーパスが買えます。
フリーパスはブルーライン以外の2路線(レッド・グリーン)でも共通で使えて1500円。
フリーパスじゃなくても通常料金で乗れますが、本栖湖まで乗ると片道1400円なので、他の観光もしたい、もしくは翌日までに帰るならフリーパスの方がお得です。
降車バス停は本栖湖か本栖湖観光案内所です。
本栖湖キャンプ場に行くなら、本栖湖で降りた方が近いです。
ゆるキャン△の浩庵キャンプ場に行くなら、観光案内所(終点)で降りた方が少し近いです(数百メートル)。ただし、観光案内所から浩庵キャンプ場までは4キロ近くあります。がんばって歩くかヒッチハイクしてください。
高速バスの予約はハイウェイバス.comが便利です。
[路線]を新宿〜富士五湖線
[降車バス停]を河口湖駅 で検索してください。
河口湖駅からの周遊バスはこちらのページを参照してください。時刻表、路線図、料金表あります。
電車とバスで行く
1,電車乗り継ぎパターン
新宿→大月(中央線)特急あずさ号を使って約1時間ちょい。
大月→河口湖(富士急行)こちらも1時間。
河口湖駅から上記路線バスで本栖湖まで。
このパターンは時間がかかります。電車の接続にもよりますが、3〜4時間かかります。
料金は夏季の直行便をのぞいて2番目に安いです。
2,新幹線とバスで
東京→新富士(東海道新幹線)約1時間。
新富士→本栖湖(快速バス)約1時間。
料金は最も高いですが、最速パターンです。
本栖湖キャンプ場へ:旅の記〈観光情報あり〉
新宿バスタに到着し、まずやることと言ったらビールを買うこと。(バスターミナル内は飲酒禁止なので気をつけてね)
新宿バスタも山梨や長野に登山行くのに何度か使ったから勝手はわかっているのです。
さっそく河口湖駅行きのバスに乗り込んで、朝一の一杯をやる。サイコー
一時間半ちょいで河口湖駅到着。ほんと早くて楽ちんですね。
周遊バスの時間まで少しあるので、ウラの方でアイコスを吸ってると、タクシーのおっちゃんが声をかけてくる。
タ「肉、食うかい?キャンプでもいくのかい?」
ワイ「そうだ」
タ「いいねえ。どこだ」
ワイ「本栖湖じゃ」
タ「いいねえ。千円札の富士山の絵ですな」
ワイ「見れたらええな」
タ「前の5千円札の絵でもあるって知ってた?」
ワイ「知らんかった」
と、タクシーに乗るお客さんが。
タ「10分で戻ってくるから待っとけ。見せてあげるから」
ワイ「あたい、待ってる」
まあぶっちゃけどうでもよかったんだが、おっちゃん楽しそうなので見せてもらうことにします。田舎は気さくな人が多くて和みます。
おっちゃんを待つ間に、周遊バスのフリーパスを買います。
先に並んでた大学生くらいのカップルが楽しそうに二人でチケット買ってる。いいなあ。。。俺にもかつてあんな幸せな時代が、、、
バスの時間ギリギリでおっちゃん帰ってくる。きっちりプラケースに入れて大事そうに見せてくれた。5千円札新渡戸稲造バージョン。
タ「これもう少なくなってるからね。取っておこうと思ってな」
ワイ「500万くらいの値が付くじゃあないか?」
タ「はっは。良くて6000円だろうよ」
ワイ「サンキュ。楽しかったぜ」
タ「気をつけてな」
極めてどうでもいいやり取りだけど、嫌いじゃありません。
定刻よりちょっと遅れてきたバスに乗ります。乗客は僕ともう一人しかいない。
途中、精進湖と富士山が綺麗でした。
精進湖では、船に乗って釣りしてる人がたくさんいました。職業釣り師かな?
ほどなくして本栖湖バス停に到着。お土産屋の本栖館の前です。そこからてくてく歩き始める。
確か記憶によると、目指すゆるキャン△のキャンプ場はもっと向こうだったな、と思い歩いていきます。が、
「あれ?富士山の見える位置ってもっとかなり向こうだよな?そんなに遠いんだっけ?」
と思ってグーグルマップを開く。
本栖湖キャンプ場はと・・・あれ?逆方向・・・。ん?なんかおかしい、目指してるのはもっと北側なのに、本栖湖キャンプ場は逆・・・て!まさか!
ここでようやく、ゆるキャン△のあそこと本栖湖キャンプ場が別物であることに気がつきました。本栖湖キャンプ場の方は予約不要だったからアポなしできたけど、ゆるキャン△のほうはホームページ見たら予約必要でした。ていうか緊急事態宣言の地域からは受付けしてないらしく、どのみちムリだったーー。まあ、結果オーライてことで。
そんなことで踵を返し、本栖湖キャンプ場に向かいました。
15分ほど歩き、本栖湖キャンプ場到着!受付を済ませます。
テント持ち込みのフリーサイトは2000円。支払いして、売店へ。
売店では、ビールやチューハイなどアルコール類、お菓子、軽食、薪、炭など売ってます。釣り券を購入しようと、おっちゃんに声をかける。
ワイ「すいませーん、釣り券ありますか?」
売「あーー、釣り券ねね、今切らしててないんですよー」
ワイ「はあ。」
釣り券が売り切れ!?そんなことあるんか?おっちゃん、少し考えて
売「釣り、すぐします?昼から?」
ワイ「んー、今11時40分か、、まあテントやらのんびり立てて、昼過ぎくらいっすかねー」
売「んなら、釣り券いいわ!」
ワイ「え?なしでええんか?」
売「午後はどうせあんまり見回りしないし、なんか言われたらここのおっちゃんがって言っといてくれたらええよ」
ワイ「はっは。ありがとやでおっちゃん」
売「ここんとこあんまり釣れてないみたいだけどねえ。水温が30度ちかくあるから、深いとこ行っちゃってるみたい。まあ、がんばって」
たぶん、どうせ釣れないだろーからいいわーってことだと思います。
もちろん、今回は特別に好意でこのようにしてもらったので、釣り券なしでいいということではありません。釣りする際は必ず遊漁券を購入しましょう。
小腹が減ったのでついでにおやつを買うことに。パッと目についた菓子パンを買いました。「北海道クリーム天然酵母パン」本栖湖全く関係ないけどわりとうまそうだったのでこれにしました。
手続きも済んだので、これからテント設営です。本栖湖にすぐ向かえるように、いちばん湖に近い場所に決定。のんびりと設営します。
はい完成。柵の向こう側が本栖湖です。
今回もテントはファイントラックのツェルトⅡロングです。ここんとこのキャンプではずっとコイツをテントとして使ってますが、よほどの強風でないかぎり十分です。
で、これはポールかストックがないと建てられないんですが、今回も見事にポールがわりのストックを忘れ・・・。仕方ないのでちょどよく落ちてた枝をポールがわりにします。もう片側は木に張り綱を固定しました。周りに木がない湖畔サイトだったら建てられませんでしたねえ。
設営も終わったので、今回から導入の新兵器、折りたたみイスに座ってビールを飲みます。座り心地はめっちゃいいです。軽くてわりとコンパクトだし、コスパ最高。いい買い物しました。
いざ釣るぜ!
一休みして天然酵母パン食ったので、本栖湖に釣りに行きます。
しばらくポイントを探して練り歩いた挙句、やっと竿が出せそうな場所を発見。ここで釣るぜ!狙うはニジマスだぜ。
へたくそなんで、あんまり足場が無かったり、草木が生い茂ってる場所ではできませんが、とりあえずルアーを投げてみる。
数分後。
見事にスプーンを1個、ミノーを1個ロスト。もちろん全く釣れません。
すぐ根掛かりしちゃうんで、ここはすぐ諦めました。
一旦キャンプ場に戻り、売店が閉まる前に薪を買っときます。薪は600円〜あります。炭もあります。
気を取り直して別のポイントへ。なんとしても晩飯のおかずを釣りたい。
そして気合を入れてこのポイントでの第1投!。プツーンと切れ、1000円のミノーだけがポーイって湖に飛んでいく。ポッチャン。第1投ですよ。1000円を湖に投げ捨てて終わりました。うまく結べてなかったのかなあ。
その後残りのルアーで投げ続けるも、あえなく撃沈。アタる気配すらなく完敗でした。でもまあ本栖湖きれいだったし、気持ちよかったからいいか。
暗くなってきたのでテントに帰ります。夕まずめなのでもうちょっと粘ろうと思い、キャンプ場目の前のポイントでラストチャンスにかけてみる。
が、しっかり根掛かりしてロストし終了。
降参して晩メシ作ります。
焚き火っていいですね。傷心のぼくを癒してくれるのはあなただけです。
魚が釣れなかったので、おかずはこれだけ。
豚こま切れの肉じゃがをメスティンで作りました。煮ダレは家で調合し、ペットボトルに入れて持ってきました。あと具材はジップロックで。
ご飯は米を持ってきてクッカーで炊きました。水加減ミスって硬かった。
売店で買った富士山ビールで乾杯。サイコーだぜえええ
そろそろ寝まーす。
2日目。
ちょっと寒くてなかなか寝付けなかった。真夜中に腹が減ったので、硬いメシに少し残した肉じゃがとタレを入れて煮込みます。
すると見事に炊き込みご飯が完成。硬いメシが復活して美味しく食べれたのでうれしい。
今回、荷物削減のために導入したコールマンの簡易シュラフは良かったけど少し寒かった。(気温13度)ので、そんこともあろうかと持参したエマージェンシーシート(登山ではいつも持ってる)に、シュラフごとくるまってみる。
すると思いの外暖かくて、即寝落ち。
これ。今回導入したコールマンのフリースシュラフ。かさばらないし、暑すぎず夏のキャンプにはベストかもしれない。
一度寝付くと快適すぎてまあ寝坊するよね。朝イチも釣ろうかと思ってたけど、起きた頃にはだいぶ日が登ってしまったのでやめる。
ツェルトを撤去し、椅子で一休み。と、座面にちいさな穴が。
焚火の火花で開いたみたいです。あらまーーー。こうなるんで気をつけましょう。
んでは、キャンプ場あざしたーーー
徒歩でバス停に到着。20分くらい時間ある。腹減ったなーと、本栖館をのぞいてみる。
レストランはまだ営業時間じゃないみたいだ。
なんか軽食ないかなーとうろうろしていると、店のおばちゃんが。
おば「これから山登り?」
ワイ「昨日キャンプして、帰るとこじゃ。腹が減ったぞ」
おば「レストランまだだわ。あそうだ、うどんでも食う?これうまいから。」
そう言ってそこにあったカップの吉田うどんを指す。
おば「お湯いれてあげるからレストランの席使っていいよ。」
ワイ「食わせろ」
これや。クソうまかったぜ。
おば「それで足りなかったらパンあるよ。酵母パン。おいしいから。いる?」
オカンか。
ワイ「食わせろ」
そう言っておばちゃん、持ってきたのがこれ。「北海道クリーム天然酵母パン」
ん?なんかこれ知ってるぞ。
なぜか山梨県の本栖湖で、北海道なんちゃらを2度食べるのだった。
うまかったよ。おばちゃんありがとう。商売上手め
おば「ゆっくり食べてけ。どうせバス遅れるから。もし早くきたらあたしが止めとくさかい」
ワイ「たのむぜ」
そんなんでいいんか。まあ顔見知りなんでしょうな。
結局バスは15分くらい遅れて到着。車窓からおばちゃんに手を振る。おばちゃん全力で振り返してくれる。なんだかぽかぽかした(綾波風)。
鳴沢氷穴行ってみる
富岳風穴は行ったことあるんで、未体験の鳴沢氷穴によってみる。
洞窟すきなんすよねーー。ワクワク。
すごいね。天然氷。
富岳風穴とのセット券もあるので、両方行ってみるのがおすすめです。富岳風穴と鳴沢氷穴は歩いて行けます。
ふじ眺望の湯〈ゆらり〉行ってみる
身体中煙臭いので温泉に行きます。
バスの時間が合わないので徒歩で富士眺望の湯ゆらりに向かう。3キロ強。歩くと遠いけど、普段走ってるんでこのくらいはね。30分ちょいで到着。
はい曇ってて富士山見えません。OK。これがいつものペースだ。
ゆらりはお風呂の種類がいっぱいあっておもしろかった。泉質はよくわからないが気持ちよかった。サウナもあるのがポイント高い。
湯上りに併設のレストランふじざくらに行って飯を食う。
ふじ桜ポークのとんかつ定食を頼む。これ、すんげえウマい。ここただのスーパー銭湯の食堂と思ってたら大間違いっす。ガイドブックにグルメとして載っていいくらいのクオリティでした。ほうとうなど山梨ならではのメニューも揃ってます。
満足。バスに乗って河口湖駅へ。帰りも高速バスで終了。
さいごに
富士五湖周辺をバスで旅したのは初めてでした。
思ったよりも安く、移動時間も短いのでとてもよかった。
ただ、やはり河口湖着いてからの移動は、レンタカーが便利かもしれません。いろいろ見て回りたい人は。
本栖湖や富士五湖周辺でキャンプが目的なら、バスだけでも十分楽しめます。何より節約重視の人にはよいかと。
バスの本数はそんなに多くはないので、時刻表をよくチェックして計画しましょう。
富士五湖エリアには素敵なキャンプ場がたくさんあるので、ちょっとキャンプしたいなーって時には最高だと思います。
2連休あれば良い旅ができますよ。
本栖館に寄ったら、ぜひ天然酵母パン食べてください。