山行記 登山

[山行記]谷川岳・西黒尾根!初心者からレベルアップにおすすめ〈残雪期・ルート・難易度〉

2021年3月24日 谷川岳は西黒尾根に登ってきました。

《頂上の標高:1977m・標高差約1400m》

冬の谷川岳・西黒尾根は2021年やりたいことリストの一つだったので、早々に実現できて良かったです。

今回も、パートナー兼コーチのM氏との同行。山行前の予測だと、普通に登るだけだとアッサリ終わってしまうだろうということで、M氏がいい場所見つけてロープワークの練習しましょう!と提案してくれた。

てな訳で途中みっちりトレーニングしてもらったのでコースタイムが長めです。

ゆっくり写真とか撮りながら登っても、もう少し早いタイムになると思いますので、その辺も参考にしてください。

 

ちなみに、西黒尾根は日本三大急登の一つに数えられていますが、コンデォションが悪くなければ初心者〜中級レベルのルートです。(天気が悪いとバリむずになるのでご注意)

  • ロープウェイを使っての天神尾根ルートでは物足りない
  • 初心者から少し難易度の高いルートにレベルアップしたい

そんな方におすすめです。

難所やルート難易度等まで詳しくレポしますのでぜひごらんください。

YAMAPも見ていただくと、より詳しいことがわかります↓↓↓↓↓

 

今回のルート

登山には紙の地図も用意しましょう

 

谷川岳へのアクセス

谷川岳へのアクセス方法は、電車および新幹線とバス、もしくは車の2択になります。

深夜バスや高速バスでの定期便は無いようです。

たまにツアーで深夜バスのプランが募集されているようですが、数は多くありません。

 

ロープウェイで天神平まで上がり、そこから天神尾根ルートを歩くパターンが一般的ですが、西黒尾根はロープウェイを使わず下から登るルートです。

西黒尾根の場合ロープウェイには乗りませんが、土合口駅(谷川岳ロープウェイの麓駅)の駐車場が起点となります。

下山時はロープウェイをするパターンが多いですが、最終便の時刻もありますので、余裕を持って計画してください。(自力で下山も可能ですが、季節と雪の状態によってはトレースがない場合もあるので注意)

電車・バスを利用する場合

上越新幹線「上毛高原駅」で下車し、そこからバスが出ています。

バスは「谷川岳ロープウェイ」行きに乗り、約50分。

また、ドン行の場合はJR水上駅から、「谷川岳ロープウェイ行き」バスに乗り約25分です。

アクセスマップとバス時刻表はこちらを参照↓↓↓↓↓

〈余談〉

また、バスは「土合駅」で下車することもでき、ちょっとした観光もおもしろいです。

土合駅は、「日本一のもぐら駅」と呼ばれていて、すごーーーく長い階段が地下深くまでつながった珍しい駅です。

ただし、次のバスまで随分時間が開いてしまうため、土合駅から谷川岳ロープウェイまで歩くことになります。

土合駅から谷川岳ロープウェイまでは徒歩約30分です。

車を利用する場合

関越自動車道 水上インターが最寄りインターです。

インターを降りたら、そのまま国道291号線をまっすぐ走り、約25分です。

みなかみ温泉を過ぎたあたりから山道っぽくなりますので、冬は道路が積雪・凍結する場合がありますのでご注意ください。

積雪情報は、谷川岳ロープウェイのHPに掲載されていますので、チェックしましょう。

谷川岳ロープウェイ(土合口駅)の駐車場を利用することができます。スキーシーズンの平日は無料です。

駐車料金料金等も下記ホームページで確認してください。

 

谷川岳ロープウェイの位置をグーグルマップでみる↓↓↓↓↓

 

谷川岳周辺のコンビニ情報

水上インターを降りて291号線沿いに、2件くらいコンビニあります。

1つは、インター降りてすぐのセブン

もう一つは水上駅近くのファミマです。

どちらも291号沿いで目立つのでわかりやすいかと思います。

積雪期の西黒尾根ルート概要

てきとうに書いた西黒尾根 概念図

積雪期の西黒尾根は無雪期のルートとけっこうちがいます。

5メートル以上の積雪があるので当然ではありますが。

 

まず、スタートは土合口駅から、舗装された道路をそのまま登ります。

すぐ登山指導センターの建物があります。その先にゲートがあり、そこの脇を通っていきます。

積雪期は、ゲートの先からすぐ雪ががっつり付きます。雪の状態によってはここからアイゼンが必要です。

夏ルートだと、ゲートの先もしばらく舗装路が続き、西黒尾根の標識があるところから登山道に入って行きますが、積雪期は完全に雪の下なので関係なく登っていきます。

夏道のくねくねを無視して尾根に直登していくので、しょっぱなからかなりの急登です。

多くの場合はトレースがあるので、それをたどるといいでしょう。

 

その後前半はしばらく樹林帯です。尾根に上がると、傾斜は緩みます。

この区間では雪庇に注意してください。概ね南側斜面(頂上方向を向いて左側)に雪庇ができてます。

 

樹林帯がまばらになってくると、正面に小ピークが見えてきます。これがラクダのコブです。

ここでちょっとした岩場があり、コブを越えたあたりから森林限界となります。

コブの手前でアイゼンやピッケル、ハードシェルなど、装備を整えるのがいいでしょう。

 

岩稜帯を通過すると、後半はひたすら続く急斜面の雪稜です。たぶん40度くらいですが、体感的には60度くらいに感じます。

ここから足が削られていき、キツくなるポイントですが、頂上が目前に見えてくるので頑張ってね。

時期によっては雪面にクラックが入っている箇所がありますので、近づかないように注意してください。

 

森林限界を越えてからは風が強く吹く場合があります。

雪稜帯はナイフリッジみたいな崖はありませんが、転倒すると一気に谷底まで滑り台なので気をつけてください。

 

急登が緩むと標識が見えてきて、すぐに頂上です。

 

下山は天神平駅方面に向かいます。

山頂から肩の小屋までの下りはけっこう急ですが、特に難しいところはありません。

夏道はなかなかガレガレの部分なので、積雪期のほうがおそらく楽です。

シリセードもできますが、そのまま谷底までつながってるので、おすすめはしません。雪崩も起こしそうです。

 

天神平駅からロープウェイで下山する人が多いですが、歩いて下山する人は田尻尾根ルートを使うようです。

ちなみに、西黒尾根をピストンで下山するパターンもありますが、下山には不向きなのであまりすすめではありません。

 

谷川岳・残雪期西黒尾根の難易度は?

※これは主観です。

天気がよければ、難易度は初級の上〜中級の下くらいではないでしょうか。

3月中旬以降は残雪期カテゴリに入るかと思いますが、気候が安定してくるので厳冬期よりはずいぶん難易度が下がります。

しかし、(どの山も同様ですが)天候によってはとても難しいかつ危険になります。

 

技術的に難しいところはあまりないですが、アイゼンワークは重要そうです。

それによって疲労度はかなり変わってくるでしょう。

 

さすが日本三大急登の一つということで、体力的にはなかなかキツいです。

ですが、ルートはさほど長くはないので、標高差約1400メートルとはあまり感じません。

 

だいたい5時間くらいあれば山頂に到達できるでしょう。

 

谷川岳・西黒尾根に実際登ったレポ

ここからは実際の活動記です。

はるばる僕んちの最寄り駅まで来てくれたM氏をレンタカーで拾いGO

4時前に到着、だらだら準備して予定通り4時半出発です。

気温は約0度そんなに寒くない。これくらいの感じだと、すぐ暑くなりそうです。

西黒尾根には11月にも登っているので、夏道をイメージしていました。が、雪でしょっぱなからぜんぜん違う。

登山指導センター先のゲートからすぐにガッツリ雪があり、トレースは尾根に向かって直登しているようでした。

 

それに従い直登。かなりの急斜面で、もうさっそくキツい。

まだ周囲は真っ暗なので、まちがった方向に行かないよう、YAMAPのGPSを確認しながら尾根上に上がりました。

 

時刻は午前5時40分くらい。下界ではそろそろ日の出の時刻だが・・・なかなか顔を出さない。

しばらく待ってようやくご来光。

朝日が雪面を照らし、なんとも美しい。

広大な雪の斜面を行くM氏。

気温も上がりそうな予報だったので、早めの行動開始で計画していました。狙い通り、早朝は雪が硬く締まり、とても歩きやすい。

左側は雪庇になっている。クラックが入り、今にも落っこちそうです。

ラクダのコブです。ここで少し休憩&クライム仕様に換装します。

ここでM氏のヘルメットが落下するアクシデント。はるか下のマチガ沢までカランコロンと落ちて行きました。

傾斜が比較的ゆるい場所とはいえ、モノを落とせば谷底まで止まりません。みなさんも注意してください。

 

気を取り直して行きます。ここのチョイ岩場は、トレースが右に巻いていますが、練習しましょう!ということであえて岩を攻めました。

岩の上からルートの行く先を眺める。こうしてみるとけっこう高度感ありますね。

なかなかの傾斜です。ピッケルをブッ刺してのぼります。

ここの岩場はラクダのコブらへんの終盤部分の鎖場。一般登山道にしては難しいポイントです。技術的には一番難所かも。

その後はひたーーーすらこの雪稜登り。これが見た目以上の角度なんです・・・(^◇^;)

ほどなくしてオキノ耳登頂。花京院のジョジョ立ちがキマった。今回、ジョジョ立ちの予習してなくて、とっさに出たのがこれしかなかった。

 

その後、熊穴沢避難小屋付近の登山道脇の斜面で、M氏にロープワーク講習をしてもらいました。

あとで時計を見たら実に2時間40分も練習してました。

天神平からぞくぞくと登山者さんたちが登って行き、ジロジロ見られながらサイコーでした。

 

天神平駅が目前の丘の上から、M氏がいきなりシリセード始めた。すごい急なんだけど、よっぽどトレース通りにいくのがめんどかったみたい。

おかしな場所にトレースを作ってやった。

後日、ヤマップのお友達であるKOSUKE氏からメッセージが。

ニアミスで僕らの2日後に谷川岳に登ったらしく、下山の時、まんまとこの変態トレースのワナにかかって苦労したとのことでした。

まさか知り合いがワナにかかるとは・・・笑

 

ガッツリ練習までしたのでさすがにクッタクタ。

ぐんまちゃんまたね〜

ロープウェイで下山し、その後は宝川温泉を満喫しました。

 

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