おっさんが居酒屋で語るクソ話 ランニング

控えめに言ってランニングは全てを変えてくれる

2022年1月23日

僕はサラリーマンとしては約10年社会人をやった。

その10年で、自分が成長できるという自信を一度完全になくした。

 

体力的な部分も、頭も精神力も、容姿も、30過ぎた頃からはもう落ちていく一方だと思っていた。

人間としてのあらゆる能力のピークはとうに過ぎ去り、その最も充実していたであろうタイミングで、僕は何も成し遂げられなった。

だから、ここからの人生の可能性は、どんどんなくなっていくのかもしれないという恐怖があった。

つまり、このまま人生尻すぼみで終わっていくのかもしれない、という恐れだ。

 

だけど、ランニングが全てをひっくり返してくれた。

自分はまだまだ成長できるという確かな手応えと自信を、取り戻すことができたのだ。

 

実際に、僕の走力はどんどん成長している。

そりゃあ、もっと速い人やもっと才能がある人からすれば、まだぜんぜんだけど、人のことはどうでもいい。

自分が向上している実感こそが重要なのだから。

 

不思議なことに、ランニングで成長するのは走力、体力といったフィジカル要素だけではないのだ。

脳のシナプスが増え頭が良くなるし、精神も安定する。心が穏やかになり、気持ちに余裕ができる。

それは長期的にみれば、人格的な成長を意味する。

まさに、走ることで人が成長するのだ。

 

僕は2022年で37歳になるが、20代の頃の体力、気力、知力を上回りつつある気がする。

そしてさらに、自分史上最高を更新し続けていける自信すらある。

まあ20代よりも30代の自分の方が成長していてあたりまえではあるのだが、ボーッと生きていて劣化している人間は実際結構いると思う。

 

人間成長しなくなったら老化するのは当たり前だ。

年齢を重ねても、新しいことに挑戦していれば成長できる。

挑戦するということはイコール、今よりも向上していくということだから、それはそのまま成長を意味する。

きっとそういう人は、輝いててかっこいいはずだ。そういうのは見た目にも現れる。

 

何をどうやって挑戦すればいいのかわからない、という人も多いと思う(少し前の僕もそうだった)。

そんな人には、とにかく僕はまず走ってみることをすすめたい。

 

最近「自己肯定感」という言葉をよく聞くが、それを高くするにはランニングが最も効果的だと思う。

理由は、上に書いた通りで、自分が成長するのをはっきりと自覚することができるからだ。

走れば必ず、もっと走れるようになるから。

 

何かに挑戦するには、自己肯定感の高さが必要だと思う。

自分にはきっとクリアできるというふうに、自分を肯定できないとチャレンジする気も起きないだろう。

どうせ自分にはできっこない、と思っている人は挑戦なんかできないから。

 

だからまずは自己肯定感をあげる。そのためにはランニングが一番いい。

自分は成長できる、と確信できたら、他のいろんなことにもどんどん挑戦できる。

 

ランニングはそういうことを教えてくれた。

歳を取っても成長し続ける人でありたいと思う。

だから、明日も走るのだ。

 

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