おっさんが居酒屋で語るクソ話

やりたいこと、続けることについての考察

2022年1月15日

今日はリカバリーランで5キロちょっと。

3日連続10キロ近く走って疲れたので、ガーミンが提案してくれた。

 

まあこの程度で疲れているようでは、僕の脚はまだまだなのだが、ランニングはそんなにがんばるもんじゃあないと僕は思うわけだ。

もちろん、競技で走る人は別だけどね。

 

ランニングはそんなに頑張らない方がいい。

いや、ランニングだけに限らず、何かを無理に頑張るということはしない方がいいと思う。

というか、頑張らなければ続かないようなことは、普通はそう長くは続かない。

たまに頑張って歯を食いしばって血の滲むような努力を成し遂げる人間がいるけど、そんなのは特殊だ。

そういう人はよほど精神力が強いんだろうけど、ほとんどの普通の人はそうはいかないはず。意思が弱いのでなくて、それが普通なのだ。

 

頑張ろうという時点で、腰をあげるまでに相当の決意と精神力が必要だ。

1日、2日いや3日ならそれでなんとか立ち上がれるだろう。

だけど、そんな強い気持ちはまず続かないだろう。

これは誰もが経験あるであろう、3日坊主というやつだ。

精神の力は、下手すれば実際に体を動かすこと以上に、消耗するからだ。

もうそれだけで、エネルギーの半分以上は消費したと思っていい。

だから、頑張ってはいけないのだ。

 

続けるには、頑張らなくてもいいくらいの強度を、コントロールすることが大切ではなかろうか。

つまり、自然にできる範囲でいい。意思の力を一切使わない。使ったとしても、ほんの少し。

例えば寒い日に、シューズを履いて外に出る、というくらいの決意は必要かもしれない。

 

頑張らないでできることこそが続けられることだし、それが自分のやりたいことなのではないか。

やりたいのなら、人は勝手にやるしね。

 

だから、ランニングは気持ちいい〜と感じるくらいでちょうどいいのだ。

がんばらない。がんばらない。

今日頑張っちゃうと、明日は頑張れない。

気持ちいいから、走りたい。それでいいのだ。

 

そして、気持ちよく走ってると、勝手に「もっと速く」「もっと長く」走りたくなる。

そしたらより速く、長く走ればいい。

そしたらさ、前よりちょっと速くなってるでしょ?

 

人の成長なんて、そんなもんなんだなあ、きっと。

ランニングに限らず、仕事や勉強もたぶん似たようなもんだろう。

ランニングは、そういうことも僕に教えてくれた。

 

会社の仕事だって、気持ちよくなければがんばらなくていいんじゃあないだろうか。

頑張ってしまったら、いつか必ず、意思エネルギーは枯渇するよ。

3年後かもしれないし、10年後かもしれない。

がんばらないとできない仕事は、残念ながらあなたに合ってない。

まじめな人ほど、頑張れないことを自分のせいにして、奮い立たせて頑張ろうとするでしょう。

でも、それ、だいたい報われないぜ。

だって、頑張ってる割に、あなたに合ってないのだから、実は生産性が低いんだもの。

つまり、誰も得しない。

だったら、向いてる人にさっさとまかせて、自分は次に移るほうがいいよね。

無理して頑張り続けるから、鬱になる。心が壊れる。人生を失う。

それが燃え尽き症候群ってやつ。

しかも、あいつは仕事ができない、と思われてる。

 

がんばらないことは怠慢ではない。

がんばらなくてもできることを探す努力をしないことが、怠慢だ。

自分に向き合って、考えないことが怠慢。

頑張ってるつもりで、そこんとこ考えないことが怠慢。

 

そのうち勝手に速く走りたくなるのなら、人はほんとに、自分のなりたいようになるのだと思う。

当たり前なんだが、もうやめたい、と思う人がそのうちやめるように。

速く走りたいと思えば、実際に速くなる。

おもしろいゲームを、もっとやりたい!と思うのと似ている。

 

自分のなりたかったようになっていないなら、きっとほんとはなりたくなかったのだ。

感情はダマせない。きっとそれは頭で考えて作り上げた、「なりたいもの」だったということ。

ほんとうに自分がなりたいものは、自分の深いとこに聞いてみないとわからない。

ただ、それが難しい、と僕は思うわけだが。

 

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