ここんとこ疲れがうまく取れないので、今日のランも短めにサクッとコースにした。
30分で、いけそうなら早めのペースで走るという行き当たりばったりラン。
結果的にはまあまあ調子が良く、4、5キロのラップはキロ4:38くらいのペースになった。
しかし、感覚的にはかなりのスピードで走ったつもりが、やはり4分半くらいしか出ない。
やっぱりなー、基本的にスピード練習が足りてないんだよなあ。
週1くらいは、インターバルやんなきゃな。
だが一番大事なのは続けることだ。
ある1日だけを目一杯頑張ってしまうとあとが続かない。たぶん僕の場合は。
だからちょっとヌルイかな、くらいでいいのだ。
さて、問題は小説の執筆の方だが、今日はなんだか筆がサクサク進んだ。
頭の中のイメージが動画(というか主人公視点)で流れるんだけど、それを実況するみたいに筆記していくのね。
それが初めてできた感じがする。
映像が勝手に再生されて、話が勝手に進んでいく。
僕はそれを言語化して紙に書き込んでいくだけ。
そういう状態を、たぶん初めて経験した。
なんとも心地よくて、映像に一生懸命ついていくかんじで、気がつくと時間も文字数もあっという間に積み重なった。
なんていうか、頑張って想像して、こうなったらこうで、とか考えてすらいない感じなのだ。
話が勝手にすすんでいく。
だから脳みそに疲労感がない。
森博嗣なんかは、1時間で6000字とかいう途方もない速度でタイピングするらしいが、
それはイメージが進んでいくのに必死についていくから、それ以下の速度では打てない、と変態なことを本に書いていた。
村上春樹も、登場人物たちが勝手に動き出すのを書き起こしていく状態は、作家にとって幸福な瞬間、みたいなことを書いていた。
その他の作家たちも、軒並み似たようなことを言っている。
僕のなんかはぜんぜんそんな境地に達していないが、おそらくその「幸福な状態」の一端を垣間見たのだろう、と思う。
これはうれしいことだ。
ランニングをコツコツと続けてきたことで、少しずつシナプスが増えているんだろうか。
今日感じた現象は、おそらく脳の成長を示していると思う。
また明日もそんな幸福感を味わえるだろうか。
書くという行為でドーパミンが分泌されるのなら、書くことがもっと好きになりそうだ。
そんな状態になってみたい。