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ノースフェイス【マーティンウイング16】レビュー。登山・通勤 万能にこなせるトレランザック

2023年1月10日

martin-wing16-eye-catching

ノースフェイス【マーティンウイング16】を実際に使っているのでレビューします。(ちなみに筆者はLサイズを購入)
登山(トレラン)、通勤でガシガシ使ってまして、結論から言うと非常にイイです。
通勤やトレランで走れるリュックがほしいとなると、このノースフェイスやサロモン、パーゴワークスなどが候補に挙がると思いますが、種類が多くて困っちまいますよね。
この記事ではマーティンウイング16について詳細レビューしますが、使用に際しての考え方や選び方の参考になればと思います。

ちなみに僕がトレランザックを検討した際の基準ですが、

  • 通勤ランでパソコンや着替えなどある程度の容量がある
  • かつしっかり走れるリュックである
  • もちろんトレランにも使える
  • 荷物が揺れないように絞れること

こんな感じでした。
同じような機能性を求めている方の参考になると思います。

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マーティンウイング16レビュー〈ファーストインプレッション〉

マーティンウイング16の僕の使用実績ですが、

  • 片道3キロ強の通勤ラン(背負ったままTペース走など速いスピードにも対応できる)
  • 距離22キロ、行動時間5時間弱のトレラン
  • 精進湖にてキャンプ+トレラン旅

こんな使い方をしてきました。
僕の場合はある程度の荷物がしっかり収納できて、走れるリュックを求めていたので、狙ったとおりの使い方ができており、満足しています。
特に大きな収納力と拡張能力がすごいです。下の写真を見てください。

martin-wing16-packing
筆者のはしもが実際にトレランした時の荷物。これだけたくさん積めるのはすごい

これがマーティンウイング16に搭載して走った荷物です。
(防寒着、ハードシェル、ダウンパンツ、レインパンツ、湯沸かしセット、軽食、トレッキングポール、100均マット…)
これだけのモノが外付け含めて搭載可能。

大容量が強みのマーティンウイング16ですが、わりと少ない荷物でも対応できます。
荷物が少ないとスペースが空くせいで、荷物がリュックの中で揺れる可能性があります。
しかしマーティンウイング16の場合、サイドテープの絞りと背面バンジーコードである程度荷物を固定できて揺れが防げます。

martin-wing16-side-tape1
両サイドのテープを絞ることである程度荷物の固定が可能
martin-wing16-side-tape2
ここまで絞れる


上着や着替えなどをぐしゃっと押し込んで緩衝材にすれば、さらに安定感を増すこともできます。

martin-wing16-inside
上着などをつっこんで緩衝材に

ちょっと近所まで走ってサウナで整ってくる、なんて使い方もできます。
この手軽さもとてもイイと感じたポイントです。

マーティンウイング16の公式スペック

【サイズ】SとLの2サイズ

【重さ】S/約405g、L/約440g

【寸法】S:H45.5×W29×D9.5cm、L:H50×W29×D9.5cm

【容量】S/13L、L/15L

詳細はノースフェイス公式サイトもどうぞ。

マーティンウイング16のサイズ感

実際のサイズ感ですが、筆者は身長176cm、体重56kgでLサイズを使っています。

身長的にはLで問題ないですが、僕は痩せすぎ妖怪のためウエストが少しだけ緩くなってしまいます。(詳しくは「ウエストベルトが緩いかも」のとこで後述します。)

まあ普通体型の人は、男性ならLサイズ、女性ならSサイズという考え方でほぼ間違いないと思います。

マーティンウイング16は登山やトレランで使える?

もう少し詳しいレビューをしていきます。
まずはトレランや登山での使用について。

まあそもそもマーティンウイング16はトレランザックなので使えないわけないんですが、求めていた通り山での使用は非常に良好です。

トレランはもちろん、軽い登山でも使えます。
これは大きな収納力と拡張能力のおかげでしょう。拡張機能については、「使い方」のところで詳しく書きます。

また登山での使用に関しては、例えばベースキャンプ地からの頂上アタックザックとしての使用にも適しています。
下の写真のようにくるくるとまとめれば、大容量のメインザックに納めることが可能です。

martin-wing16-compact
このようにくるくると丸めれば……
martin-wing16-compact2
登山ザックに収めることができます。これによりベースキャンプからのアタックザックとしての使用が可能に

実際、キャンプ+トレランの時はそういう使い方をしました。

ちなみに上の写真の登山ザックは【フェリーノ インスティンクト40+5】という超イケてるザックです。
こちらで詳しく紹介しています。

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通勤ランでの使用について。パソコンは入るのか?

続いて通勤ランで使う場合の使用感です。

僕のメインパソコンはMacBook Air 14インチですが、これがちょうど入るサイズです。
普段移動時に持ち歩くポメラなら余裕です。

martin-wing16-computer
14インチのMacBook airがギリ入るサイズ。

パソコンを背負うなら14インチが限界サイズかと思います。
MacBook Airはとても薄いので収まりますが、同じ画面サイズ14インチでも、他の機種の場合入らない可能性がありますので、注意が必要です。
ちなみにMacBook Airの外寸は約〈横325mm×縦227mm×厚さ12mm〉です。
これがちょっとギリなので、パソコンの収納を考えている方は参考にしてください。

マーティンウイング16の使い方や特徴・使いやすいポイントを解説

僕の使い方を例に、マーティンウイング16の特徴やできることを詳しく解説します。

ペットボトルは収納できるか?

ペットボトルは両ショルダーに収納できます。500mℓの太さまでですね。そのサイズのソフトフラスクももちろん入りますが、ペットボトルみたいに芯がなくフニャッとするので、少し入れづらいかもしれません。

martin-wing16-bottles
両ショルダーベルトに500mlペットボトルが入ります

ポケットの口はここを引っ張ることで絞ることができ、落下防止になります。

martin-wing16-bottle2
こっちを引くと口が絞れる
martin-wing16-bottle3
こっちを引くとリリースされる

口を広げる際は右の画像のつまみを引っ張ると解放されます。この機能は走りながらでもこなせるので便利です。

また、背面のここ、斜めのポケットもりまして、こちらにもペットボトルを収納可能です。

ただここは前傾姿勢になると角度が浅くなり、滑り落ちる可能性があります。実際に僕はクロスバイクに乗るときここに入れていたら落下しました。
ですのでここには滑るものを入れない方が無難です。

トレッキングポールがここに収納できる

最下部のここが、左右に筒状になっています。

martin-wing16-bottom
ここにトレッキングポールが入る
martin-wing16-bottom2
こんな感じで収納できます

ここはトレッキングポールを主に収納する想定だと思われますが、その他上着やレインウェア、ウインドシェルなどをひとまず押し込んどくのにも使えそうです。

ただ、荷物をしっかり収納してリュックがパンパンになっている場合、背負ったまま荷物を押し込むのは少し難しいです。

バンジーコードの付け方・使い方

バッジーコードが1本付属しています。
これの付け方ですが、

martin-wing16-bungee-cord
①まず一番下のループにこのように通します。コードのちょうど真ん中の長さに調整するときれいにできます。
martin-wing16-bungee-cord2
②次に左右のループに交互に通します。
martin-wing16-bungee-cord3
③上のループに通したら、長さをバランスよく調整し、コードロックに通してから、コードの端を結びます。

コレが非常に便利で、これで外付けできることにより、かなり拡張性があります。
外付けする時の使用例ですが、

martin-wing16-side-view
精進湖、本栖湖でトレランした際のはしも。martin-wing16のバンジーコードを使ってアウターシェルを外付けした。
martin-wing16-rear-view
リアビューはこんなかんじ。ちなみに季節は正月なので最も寒く装備が多い時期である。

このように防寒着をガサッとくくりつけることができます。
トレランや登山で小休止するときに、サッと防寒着を羽織れるのは非常に便利です。

ウエストポケットの使い方

ウエストベルト両サイドにも収納があり、小物が収納できます。
ジェルなどの行動食や財布、鍵、スマホなどの収納に便利です。

防水ではないので濡れて困るものは防水スタッフサックやジップロックなどで個別に防水しましょう。

前面小ポケット

前面のサブポケット。薄めの長財布なら入る。

サブの小ポケットは長財布が入るくらいの深さですがけっこうギリです。レシートとかでパンパンの長財布はけっこうキツいと思います。
キーチェーンが中に入ってますので、貴重品の紛失防止に役立ちます。

ハイドレーション対応です。

martin-wing16-hydration

ここにハイドレーションを入れる仕様になってます。
もちろん他のモノを入れることもできます。

例えば薄い書類やノートなど。
ただここは背中の汗が染みるので、濡れて困るものは防水してください。

メインエリアのJ型ジップが便利

メインジップは片側だけが大きく開く仕様になってます。
これにより口が大きく開くので、とても便利。

martin-wing16-main-area
メインエリアのジッパーはJ型。片側が大きく開くので荷物の出し入れがしやすい

パッキングや取り出す際のストレスを大幅に軽減してくれます。

マーティンウイング16のここがちょっとマイナスかな

とはいえ完全に100点満点の商品はないので、ここは少しマイナスかな、というところをお話しします。

ウエストベルトが緩いかも

購入したのはLサイズですが、僕のようにガリの人間には、ウエストベルトが少し緩いです。
Tシャツ1枚しか着ていない場合、MAXまで絞ってやっとしっかり固定される感じです。

martin-wing16-waist-belt
細い人はウエストベルトを限界まで絞らないとしっかり固定できない。

ちなみに僕のウエストは67センチである。ここまで細い男は少ないと思うが、細めの女性にはLサイズだと厳しいでしょう。

トレランザックはなるべく重心高く背負いたいので、そうするとウエストベルトは腰ではなく、腰骨上の一番細い部分で締める感じになります。そうするとかなり絞ることになり、それならもう少し絞れてほしいかな、という感じです。

まあここまで細い人間は妖怪級にレアかと思いますので、ほとんどの人間には問題ないと思います。

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Tシャツ1枚でマーティンウイング16を背負って走ってると、ちょっとずつシャツの背中がめくれ上がってきます。
他のトレランザックを使ったことがないので比較できないんですが、どれもこんなもんなんでしょうかね?

リュックの腰に当たる部分にずり上がり防止の滑り止めがついていますが、しっかり体に密着してないとストッパーになりません。

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矢印の部分が滑り止めになってる。ウエストベルトをしっかり締めないと、ストッパーとして機能しない。

けっこうウエストベルトをキツく締めると改善されますが、荷物の入れ方によっては腰の部分が密着させにくかったりします。

重心が高くしづらい

これはマーティンウイング16の仕様上しかたないことだと思いますが、重心はちょっと低めにしかなりません。
マーティンウイング16はベストタイプではなくリュックタイプなのでそういうものなんでしょうけど。

そのためちょっと荷物が重めだと、重心が背中から離れることになり、やや揺れます。

下の写真のようにバンジーコードに外付けしまくると特にそうなりますので、やり過ぎ注意です。

martin-wing16-side-view
写真で見てわかるように、アウターなどを外付けすると重心が体から離れて垂れ下がってしまう。そのため揺れやすくなる。
martin-wing16-side-view2
丸の位置のように、ザック上部に載せられればもっと走れるのにな〜とか

この点はザックの上部にくくりつけられる仕様だったらもっといいのになーとか思います。

とはいえ、普通にトレランするくらいの荷物なら全く問題ありません(写真の時は頂上で待機時間がある想定だったので、防寒や湯沸かしの装備でかさばった)。
また重心の位置については、想定する使い方にもよると思います。

より重心高く、走りを重視するなら他のザック。
通勤ランや多少荷物を積む日帰り登山などではマーティンウイング16が向いていると言えるでしょう。

マーティンウイング16があればいつでも走りたくなる!

以上、ノースフェイス【マーティンウイング16】詳細レビューでした。

機能的な不満はほとんどありませんが、想定する使い方が重要かと感じました。
マーティンウイング16がどんな使用目的の人に合ってるかというと、

  • 通勤ランなどでパソコンとかある程度の荷物を積む人
  • デイリーユースできて、かつ走れるリュックを探してる人
  • 軽登山もしくはベースキャンプからのアタックザックに使いたい
  • トレランでもある程度の容量を持ちたい場合

こんな人には超おすすめできるリュックだと思います。

僕がマーティンウイング16を買って何より良かったのは、いつでも走ってみたくなる、ってことですね。
ちょっと東京とかに買い物に出かけて、電車に乗らずに走ってみよう!って使い方もできます。
駅周辺しか知らなかった地域もちょっと走ると、素敵なカフェが見つかったりして楽しいですよ!

セールになってて各サイトでSかLのどっちかが在庫なしになってきてますね汗。早めにチェックしたほうがいいかもしれません!↓↓↓↓↓

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